職場の年度の打ち上げで、持っていったら大好評。
久しぶりに飲み過ぎてしまいました。
甘すぎず、甘露という表現がぴったり。

私も買って飲みました。
最初の日は少しがっかりしましたが，不思議なもので，一升瓶の口を開けてから３日目に，昔のあの味わいを５０％くらい感じることができました。独特の濃いうまみ，懐かしかったです。
いくつかの種類の酒で封を開けて数日後に実力を出す酒があります。どんな仕組みなんだろう。

行きつけの酒屋さんに勧められて，最初封を開けて飲んだときにははずれだと思ったが，次の日飲んだら化けた化けた。
こういった経験は初めてではないので，きっと何か科学的な理由があるのだろう。
とても上品な飲み口。
くどき上手愛山を飲み終わった後なので，落ち着いて飲むことのできました。

山形の酒と静岡の酒は似ているものが多い。
作り手の考え方が近いのだろうか。
芳醇，という表現がとても良く合う酒だ。
まさに「くどき上手」
多少日本酒が苦手だと言っている女性でも，これならぐびぐび飲んでしまうでしょうね。

単独で飲むと，少しくどいような気がしていました。
今日，地元(富士宮）の「一番鶏」で焼き鳥と一緒に食べてその良さをあらためて感じました。
ちっとも焼き鳥に負けないんです。
もちろん焼き鳥の味を引き立てているのは当たり前として，酔っぱっらっても最後まで自己主張を続けるのです。
これって，他の酒ではあまりありませんよね。

親戚で集まって十四代の愛山と天青防空壕貯蔵を飲み比べました。
結果，女性と３０代までは十四代が好き。４０代以上と７０代の女性は天青が好き。十四代はきついそうな。

コップ酒３杯目に天青に切り替えて，その前に飲んだ十四代が舌に残っていたせいか何か物足りないと最初は感じていましたが「これはお燗をしたらもっと美味しいかもしれない」と感じたので奥さんに燗をしてもらいました。

大成功。美味しかったですよ。

いかにも十四代，という味ですね。ジュースのように飲める。
決して悪口のつもりで書いているわけではありません。
日本酒にこんな考え方もあるんだな，と感心しています。女性やいわゆる日本酒が苦手な人でも楽しんで飲めそうですね。
個人的には「なぜこれが２位？」と感じるくらい奥行きはありません。
でも，本来の値段を考えれば（本来は一升で２千円台から。このタイプでも４千円台），よく頑張っているな，といえると思います。ネット上は４倍以上の値段で取引されていますね。
こういう味もあっていいでしょう。

いいですね。値段のわりに美味しい。
軽やかでそれでいてまろやかで。
もうじき一升飲み終わります。
行きつけの酒屋にまだ在庫があるようなので，正月用に十四代と一緒に酒用の冷蔵庫に買いだめておくつもりです。

「墨廼江 大吟醸 しずく 斗瓶取り ヤマサ」が地元の酒屋で８本ほど手に入ったことがあり，「義侠　游 純米大吟醸」「初亀　純米大吟醸 滝上秀三」「磯自慢 純米大吟醸 中取り 愛山」と共に自分の結婚式の振る舞い酒としてチョイスしました。
酒飲みのプライドにかけて，自分の結婚式に振る舞うくらい美味しい酒です。

１０数年くらい前に初めて義侠を飲んだときの感想は，「味が濃いのに飲みやすい酒」「旨みが凝縮した味」でした。全てが別格で，そのおいしさは，それから銘酒と呼ばれるものを色々飲みましたが，今現在もその全てが足下にも及ばないと感じるほどです。
２年間は虜になり年末から正月にかけては必ず飲んでいましたが，ある年味が急に変わった様に感じ，怖くて買えなくなりました。
今も「慶」などをたまに飲みます。確かに美味しいのですが，あのときの感動は感じません。