●醸造アルコ-ル(じょうぞうあるこーる)
醸造アルコール(じょうぞうあるこーる)とは、食用エタノールのことです。日本酒造りでは、酒の味を調整する目的で醪(もろみ)に醸造アルコールが加えられることがあります。
純米大吟醸・純米吟醸・純米酒・特別純米酒などの「純米」と表記される酒には醸造アルコールは加えません。醸造アルコールが加えられているのは、大吟醸酒・吟醸酒・本醸造酒・特別本醸造酒・普通酒などです。
これらのお酒に醸造アルコールが添加されることで、すっきりした味わいに仕上がったり、吟醸香と呼ばれるフルーティーな香りがより強く引き出されたりします。
ちなみに、日本酒造りに使用される醸造アルコールは、アルコール度数が100%に近い純度の高いもので、味や香りはあまりありません。梅酒などに使用するホワイトリカー(甲類焼酎)は、この醸造アルコールを35%くらいまで薄めたものです。
distilled alcohol